院長
徳山直美

私は鳥取市佐治町の出身で、平成2年に自治医科大学を卒業しました。その後鳥取県立中央病院で研修させていただき、9年間の義務年限(智頭病院と赤崎診療所に派遣)終了後も、智頭病院、岩美病院などでプライマリーケアに携わってきました。
病院での勤務医時代、住み慣れた家で治療を続けたいと思ってもそれが叶わず、長期入院を余儀なくされる患者さんをたくさん見てきました。そんな患者さんがご自宅で安心して生活できるよう、それを支えられるような医療をしたいという思いで、在宅医療を始めました。
平成29年10月にとくやま在宅クリニックを開業し、令和2年4月より藤田良介先生を迎えて、とっとり在宅ケア・漢方クリニックとして再スタートしました。
近年、地域包括ケアシステムの構築が進んでいますが、その究極の目的は、患者さん・ご家族の笑顔だと思います。患者さんは住み慣れたご自宅では、病院では見せないようなとても良い笑顔をされます。それが在宅医療の原点だと思います。
患者さん・ご家族が住み慣れたご自宅や施設で、笑顔で安心してお過ごしいただけるよう「生活を支える医療」の提供を目指して、多職種で連携しながら診療していきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。


副院長
藤田良介

私は平成18年に自治医科大学を卒業し、鳥取県立中央病院で初期研修を行い、日南病院・名和診療所・智頭病院・鳥取市立病院にて臨床を行ってきました。私が漢方薬に出会ったのは医師3年目の時です。実臨床では西洋医学では扱わない病気や西洋医学ではなかなか効果が上がらない病気が多くあることに気づきました。そんな時、漢方薬と出会い半信半疑で使うようになりました。すると喜んでくれる患者さんが多くおられ、漢方薬の魅力に取り込まれました。独学であったため、しっかり勉強をしようと令和1年に東洋医学専門医を取得いたしました。
私は東洋医学を専門としています。東洋医学は自己治癒力を大切にする医学です。病気の原因の多くは一つではありません。日々の習慣(食事・運動・嗜好・思考など)の歪みから生じる事が多いです。病気の表面だけ治療しても、根本に変化がなければ同じ過ちを繰り返します。東洋医学ではそれを表治と本治といいます。歪みを治療するには時間がかかります。歪みの原因が何なのかを一緒に考えながら治療を行いたいと考えています。


